沖縄の伝統的なお菓子のあまがし

沖縄には様々な郷土料理がありますが、その中で伝統的な甘味のひとつであるあまがしを紹介します。

沖縄の甘味あまがしの紹介

沖縄の伝統的なお菓子のあまがし 沖縄には、その長い歴史と絶えず受け継がれてきた伝統によって様々な沖縄独特の郷土料理が存在しています。その中でも、伝統的な甘味のひとつである「あまがし」は、ユッカヌヒーと呼ばれる旧暦5月4日と、グングワチグニチと呼ばれる旧暦5月5日の端午の節句において、子供達の健康と成長を祈って、沖縄の家庭で作られてきたものです。昔は菖蒲の葉を箸にして食べられていました。これは菖蒲の葉の香りが邪気を払うものと信じられていたためです。またその香り自体があまがしの美味さを引き出してくれています。

あまがしを作るための材料は、押し麦と、緑豆あるいは金時豆と黒砂糖です。麦と豆を柔らかく炊いて、これに少し米麹を加えて2〜3日発酵させます。黒砂糖と好みに応じて砂糖を追加してさらに10〜20分程煮込んだ後、少量の塩で味を調整してさらに5分程煮込んで完成です。日本のぜんざいが、甘さと食感を楽しむことが中心であることに対して、あまがしは押し麦のとろみと豆の喉越しを楽しむ、飲み物的な楽しみもあることが特徴です。

あまがしは主に5月から夏に食べられる甘味で、現在ではスーパー等で「沖縄ぜんざい」としてレトルトや缶詰として販売されています。